本文へスキップ

マジョリカ焼とは?

まじょりかやき

マジョリカ焼とは、スズの釉薬で白く不透明な下地を作り、その上に鮮やかな色彩絵付けをするイタリア発祥の錫釉陶器のことです。

マジョリカ焼(Maiolica)は、スズを混ぜた釉薬(錫釉)を施すことで白く不透明な下地を作り、その上に金属酸化物を使った鮮やかな顔料で絵付けを行うイタリア伝統の陶器です。

その起源は中世イスラム世界に遡り、8〜9世紀頃にメソポタミアで発展した錫釉技法がスペインを経由して地中海沿岸に広まりました。イタリアへはスペインのマヨルカ島(Majorca)を経由して伝わったとされ、この島の名がそのまま「マジョリカ」という名称の由来になったと言われています。

イタリアでは15〜16世紀のルネサンス期に最盛期を迎え、ファエンツァ、デルータ、ウルビーノなどの都市が主要な産地として栄えました。特にファエンツァは「ファイアンス焼」という言葉の語源にもなっています。

マジョリカ焼の特徴は以下の通りです。

  • 白い錫釉の下地が鮮やかな絵付けを際立たせる
  • 神話・宗教・植物・動物などをモチーフにした絵付けが多い
  • ターコイズブルーやオレンジ・黄などの発色が鮮明
  • 食器・タイル・装飾品など用途が広い

現代でもイタリア各地の工房でマジョリカ焼の伝統が守られており、観光土産としても人気があります。

使い方・例文

イタリア旅行でウンブリア地方のデルータを訪れると、町全体がマジョリカ焼で彩られており、伝統の絵皿やタイルを購入する観光客で賑わっています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語