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プリンシパル・エージェント問題とは?

ぷりんしぱるえーじぇんともんだい

プリンシパル・エージェント問題とは、依頼人(プリンシパル)と代理人(エージェント)の利害が一致しないために生じる非効率や不正の問題を指します。

プリンシパル・エージェント問題(Principal-Agent Problem)とは、ある行為を委託する側(プリンシパル)と、実際に行動する代理人(エージェント)との間に生じる利益相反と情報の非対称性に起因する問題です。経済学経営学政治学など幅広い分野で分析されます。

この問題が生じる典型的な場面には次のようなものがあります。

  • 株主と経営者:株主(プリンシパル)は企業価値最大化を望むが、経営者(エージェント)は自らの報酬・保身を優先する可能性がある
  • 患者と医師:患者は最適な治療を望むが、医師は不要な処置を薦めるインセンティブを持ちうる
  • 有権者と政治家:有権者の利益と政治家の再選利益が乖離する

問題の核心は、プリンシパルがエージェントの行動・情報を完全に監視できない点(情報の非対称性)にあります。エージェントが自分に都合の良い行動をとっても発見されにくい状況がモラルハザードを生み出します。また、エージェントが自分の能力や意図を隠して契約を有利に結ぶ問題は逆選択と呼ばれます。

対策としては、業績連動報酬・ストックオプションによるインセンティブ整合、監査・情報開示義務による監視強化、競争原理の導入などが挙げられます。コーポレートガバナンス改革はこの問題への制度的対応の代表例です。

使い方・例文

上場企業の経営者に自社株を報酬として付与するストックオプション制度は、経営者(エージェント)の利益を株主(プリンシパル)の利益に近づけるためのプリンシパル・エージェント問題への対策として広く採用されています。

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同じ読みのことば

「ぷりんしぱるえーじぇんともんだい」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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