本文へスキップ

ヒカリゴケとは?

ひかりごけ

カリゴケとは、暗い洞窟や岩陰でエメラルドグリーンに光って見えるコケ植物で、その発光は光を反射するレンズ細胞の働きによるものです。

カリゴケ(光苔、学名:Schistostega pennata)は、ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属に分類されるコケ植物の一種です。暗い洞窟の入り口付近や岩陰・木の根元のくぼみなど、わずかな光が差し込む薄暗い環境に自生します。

最大特徴は、暗所で金緑色〜エメラルドグリーンに輝いて見えることです。ただし、これは生物発光(生き物自身が光を発すること)ではなく、原糸体(プロトネマ)と呼ばれる糸状の細胞が持つ特殊なレンズ状の細胞組織によるものです。この細胞が少ない光を集めて増幅・反射することで、暗闇の中で光って見える効果を生み出しています。

分布は日本を含む北半球の冷温帯に広くみられますが、生育環境が限られるため、出会える場所は限定的です。日本では長野県の「ヒカリゴケ自生地」が国の天然記念物に指定されているなど、希少な存在として保護されています。

植物体は非常に小さく繊細で、手で触れると傷むため、観察の際は直接触れないよう注意が必要です。薄暗い洞窟内で懐中電灯の光をあてると、壁や床に広がる緑色の輝きが確認できます。環境の微妙な変化に敏感で、生息地の保全が重要とされています。

使い方・例文

ヒカリゴケは洞窟探検や自然観察の場面で、「暗い岩陰に緑色に光るコケ」として紹介されることが多く、その神秘的な見た目から観光スポットになっている自生地もあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語