ハインリヒ・ヘルツとは?
はいんりひ・へるつ
ハインリヒ・ヘルツとは、19世紀ドイツの物理学者で、電磁波の存在を実験で初めて実証し、周波数の国際単位「ヘルツ(Hz)」に名を残した科学者です。
ハインリヒ・ヘルツ(Heinrich Hertz、1857〜1894年)は、ドイツ出身の物理学者で、マクスウェルの電磁気理論を実験的に証明した業績で知られます。
マクスウェルは1860年代に、光は電磁波の一種であり、電気と磁気の振動が空間を伝わるという理論を数学的に示しました。しかし当時は実験による証明がなく、多くの科学者が懐疑的でした。ヘルツは1887年に、電気火花を使った送信機と受信機を設計し、電磁波を実験室で発生・検出することに成功しました。この実験は電磁波の存在を世界で初めて実証したものです。
ヘルツはさらに電磁波の反射・屈折・干渉・偏光などの性質を調べ、電磁波が光と同じ波の性質を持つことを確認しました。また、光が金属に当たると電子が飛び出す光電効果を発見したのもヘルツであり、この現象は後にアインシュタインが量子論で説明しノーベル賞を受賞しました。
彼の名は、振動数(周波数)の国際単位「ヘルツ(Hz)」として永遠に残っています。ラジオ・テレビ・Wi-Fi・携帯電話など、現代の無線通信技術はすべてヘルツの実験に端を発しています。
使い方・例文
ラジオ放送の周波数を「○○MHz(メガヘルツ)」と表現するとき、その単位「ヘルツ」はハインリヒ・ヘルツに由来します。スマートフォンのWi-Fiも「2.4GHz帯」などと表記され、日常的に使われています。
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