ノンリニア編集とは?
のんりにあへんしゅつ
ノンリニア編集とは、映像や音声をデジタルデータとしてコンピュータに取り込み、任意の順序で自由に編集できる映像制作手法です。
ノンリニア編集(Non-Linear Editing、NLE)とは、映像・音声素材をハードディスクやSSDなどにデジタルデータとして保存し、時間軸上の任意の位置に直接アクセスしながら編集を行う手法です。フィルムや磁気テープを順番に巻き戻して使う従来の「リニア編集」に対して名付けられました。
テープを使うリニア編集では、特定シーンを修正するためには前後のシーンを再録するか物理的に切り貼りする必要があり、時間と手間がかかりました。ノンリニア編集ではデータはすべてランダムアクセス可能なため、中間部の差し替えやカット順の変更が瞬時に行えます。1990年代以降、アビッド(Avid)社のシステムを皮切りに映画・テレビ制作に普及し、現在では個人レベルでも標準的な手法となっています。
ノンリニア編集の主な特徴は次のとおりです。
- タイムライン上でカット・トリミング・並べ替えが自由自在
- 複数トラックのマルチカメラ編集・音声ミキシングが同一画面で可能
- カラーグレーディング・エフェクト・テロップ挿入を非破壊で適用
- 元素材を壊さず何度でもやり直せる
現在の主要なノンリニア編集ソフトウェアには、Adobe Premiere Pro・DaVinci Resolve・Final Cut Pro・Avid Media Composerなどがあります。4K・8K映像の普及に伴い処理能力が求められるようになりましたが、GPUアクセラレーションの進歩で個人のPCでも高解像度編集が現実的になっています。映像制作の民主化を大きく進めた技術といえます。
使い方・例文
YouTubeの動画をAdobe Premiere ProやDaVinci Resolveで編集するとき、タイムライン上でクリップを自由に並べ替えたりカットしたりする作業がノンリニア編集の典型的な使い方です。
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