ネジバナとは?
ねじばな
ネジバナは芝生や草地に普通に見られる日本の小型ランで、花がらせん状にねじれて咲くユニークな野草です。
ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属(Spiranthes sinensis)に属する多年草で、日本全国の草地・芝生・路傍などに広く自生します。ランの仲間でありながら、きわめて身近な場所で見られる野草として親しまれています。
最大の特徴は、花のつき方にあります。細い花茎の先に小さなピンク色の花が右巻きまたは左巻きにらせん状に並んで咲き、その姿がまるでねじれているように見えることが名前の由来です。同じ株でも右巻きと左巻きの個体があり、それぞれ確率は約半々とされています。
花期は6〜8月で、花茎の高さは10〜40cmほど。葉はロゼット状に地面に張り付くように広がります。非常に小さな花ですが、ルーペで観察するとランらしい複雑な花の構造がよくわかります。
- 芝生や土手など踏み固められた環境でも生育できる強健さ
- 菌根菌との共生により痩せた土地でも育つ
- ランの中では最も普通に出会える種の一つ
- 右巻き・左巻きが個体によって異なる
「もじずり」の別名でも知られ、古歌にも詠まれた歴史ある植物です。身近な場所でランを観察できる貴重な機会を与えてくれる野草です。
使い方・例文
「公園の芝生にネジバナが咲いていた。ピンクの小花がくるくるとらせんを描いて並ぶ様子は、ランとは思えないほどかわいらしい」というように、日常の散歩や自然観察の場面で登場します。
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