ニコラ・ウダンとは?
にこらうだん
ニコラ・ウダンはフランスの著名な手品師・奇術師で、「プロテウス・キャビネット」などの大がかりなイリュージョンを考案し、近代マジックの発展に貢献した人物です。
ニコラ・ウダン(1805〜1871年)は、フランスの奇術師(マジシャン)です。「ロベール=ウダン」の名でも知られ(本名ジャン=ウジェーヌ・ロベール、妻の姓「ウダン」を加えた芸名)、近代マジックの父と称されています。
時計職人の技術を習得したウダンは、その精密機械への深い理解を活かし、これまでの奇術が依拠していた伝統的な仕掛けや衣装を排して、礼服姿でシンプルかつ洗練された演出でマジックを披露するスタイルを確立しました。1845年にパリにみずからの劇場「テアトル・ロベール=ウダン」を開設し、洗練された舞台演出のもとで最先端のマジックを上演しました。
主な功績と代表的な演目の特徴は以下のとおりです。
- 礼服・紳士スタイルによる近代的マジック演出の確立
- 精密な機械仕掛けを用いた「プロテウス・キャビネット(不思議な箱)」などのイリュージョン
- 電気・機械技術を取り入れた新しいマジック手法の開発
- マジックの原理・技法をまとめた著作の執筆
1856年にはフランス政府の依頼でアルジェリアに派遣され、現地の魔術師(マラブー)の影響力を弱めるための実演外交を行ったという逸話も残っています。後の偉大な奇術師フーディーニが自らの芸名をウダンにちなんで付けたほど、マジック界への影響は絶大でした。
使い方・例文
マジックや奇術の歴史を紹介する書籍や展示で「近代マジックの父」として登場し、フーディーニの名前の由来を説明する文脈でもしばしば紹介されます。
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