テオ・アンゲロプロスとは?
ておあんげろぷろす
テオ・アンゲロプロスとは、ギリシャを代表する映画監督で、長回し映像と詩的な映像美で知られ、カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した巨匠です。
テオ・アンゲロプロス(Theo Angelopoulos、1935〜2012年)は、ギリシャを代表する映画監督です。アテネ生まれで、フランスのパリ高等映画学院(IDHEC)で映画を学んだ後、故国ギリシャに戻り数十年にわたって世界的な評価を受ける作品を発表し続けました。
アンゲロプロスの映像スタイルは、長時間の固定ショット・長回しを駆使した独特の美学が特徴です。セリフよりも映像と沈黙で語る手法、霧や雨に包まれた灰色の風景、ギリシャ近現代史の苦悩を織り込んだ重厚なテーマが、他の監督とは一線を画す独自の世界観を形成しています。
代表作と主な受賞歴は以下の通りです。
- 「旅芸人の記録」(1975年)— ギリシャ現代史を叙事詩的に描いた代表作
- 「霧の中の風景」(1988年)— カンヌ映画祭審査員賞受賞
- 「こうのとり、たちずさんで」(1991年)— カンヌ映画祭審査員特別グランプリ
- 「永遠と一日」(1998年)— カンヌ映画祭パルム・ドール受賞
2012年、アテネ郊外での「もうひとつの海」撮影中に交通事故に遭い死去しました。作家性の強い「アート映画」の巨匠として、世界の映画史に深い足跡を残した監督です。
使い方・例文
「テオ・アンゲロプロスの長回し映像は、時間そのものを可視化するようだ」というように、映画芸術や世界映画史の文脈で語られる巨匠として登場します。
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