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ツヴェタン・トドロフとは?

つゔぇたんとどろふ

ツヴェタン・トドロフは、幻想文学定義や物語論で知られるブルガリア出身のフランスの文学理論家・思想家です。

ツヴェタン・トドロフ(Tzvetan Todorov、1939〜2017年)は、ブルガリアソフィア生まれの文学理論家・批評家・哲学者です。1963年にフランスへ渡り、ロラン・バルトやジェラール・ジュネットらと交流しながらフランス語で研究・著述を続けました。フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究員として長年活動しました。

トドロフはロシア・フォルマリズムをフランスに紹介した先駆者のひとりとして知られ、1970年代の構造主義・物語論(ナラトロジー)の発展に貢献しました。主著『幻想文学論』(1970年)では、「現実」と「超自然」のどちらとも確定できない「ためらいの感覚」が幻想文学を定義するという鮮やかな理論を提示し、文学批評の古典となっています。

後年は純粋な文学理論から離れ、人間性・他者性・啓蒙主義の意義・全体主義の記憶といった倫理・政治的テーマへ関心を移しました。『他者の記号学』や『われわれとその他者』では文化的差異と他者理解を、『恐怖の記憶』ではナチズムとスターリニズムを比較考察しました。

使い方・例文

文学理論・物語論の入門書や幻想文学の定義を説明する場面で、トドロフの「幻想文学論」が必ずといっていいほど引用されます。

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