ソース・モニタリング・エラーとは?
そーすもにたりんぐえらー
ソース・モニタリング・エラーとは、記憶した情報の出所(ソース)を誤って思い違える認知エラーのことです。
ソース・モニタリング・エラー(Source Monitoring Error)は、記憶心理学の概念で、ある情報を「どこで・どのように・いつ」得たかという出所(ソース)の記憶が誤ってしまう現象を指します。情報そのものは覚えているのに、その由来を取り違えることが特徴です。
人間の記憶は「何を覚えているか」と「それをどこで得たか」が別々に処理・保存されるとされており、後者の判断(ソース・モニタリング)が失敗するとエラーが生じます。代表的な例として以下が挙げられます。
- 外部ソース間の混同:AさんとBさんから聞いた話を、どちらから聞いたか取り違える。
- 内部と外部ソースの混同:自分が想像・夢想したことを、実際に体験したと思い込む(これは「現実監視エラー」とも呼ばれます)。
- メディアと実体験の混同:テレビや本で見た出来事を実際に自分が経験したように記憶する。
このエラーは目撃証言の不正確さ・誤信念・偽の記憶(false memory)の形成に深く関与するため、司法心理学や認知心理学で重要なテーマとなっています。また、高齢者はソース・モニタリング能力が低下しやすいことが知られており、認知症の初期症状との関連も研究されています。
日常的には「誰かに言ったつもりが実は言っていなかった」「夢で見たことを現実と混同する」などの形で現れ、無意識のうちに起こる点が記憶の不確実性を示す良い例となっています。
使い方・例文
友人から聞いた話を別の友人に伝える際、「誰から聞いたか」を思い出せず別の人の話として伝えてしまうのは、ソース・モニタリング・エラーの典型的な場面です。
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