ゴルバチョフとは?
ごるばちょふ
ゴルバチョフとは、1985年からソ連最後の指導者として「ペレストロイカ(再建)」と「グラスノスチ(情報公開)」を推進し、冷戦終結に貢献したソ連共産党書記長・初代大統領です。
ミハイル・ゴルバチョフ(1931年〜2022年)は、ロシア南部の農村出身で、モスクワ大学で法学を学んだ後に共産党で頭角を現し、1985年にソ連共産党書記長に就任しました。就任当時、ソ連は経済停滞・アフガン侵攻の泥沼化・チェルノブイリ原発事故(1986年)など深刻な危機を抱えていました。
ゴルバチョフはこれらの問題を解決するため、二つの大改革を打ち出しました。ペレストロイカ(改革・再建)は計画経済の部分的市場化と官僚機構の刷新を目指すものであり、グラスノスチ(情報公開・透明性)は言論・報道の自由化を通じて政治の閉鎖性を打破しようとするものでした。
対外政策では、米国との軍縮交渉(INF条約など)を積極的に進めて東西の緊張を緩和し、東ヨーロッパ諸国への内政不干渉を宣言したことでベルリンの壁崩壊(1989年)と東欧民主化革命が連鎖的に起こりました。1990年にはノーベル平和賞を受賞しています。
しかし改革が各共和国のナショナリズムを刺激し、1991年のクーデター未遂後にソ連は解体。ゴルバチョフは初代ソ連大統領として辞任を余儀なくされました。冷戦を平和的に終わらせた功績は国際的に高く評価される一方、ロシア国内では「ソ連崩壊を招いた人物」として批判的に見る意見も根強くあります。
使い方・例文
冷戦史を扱う授業や書籍で、ベルリンの壁崩壊やソ連解体の経緯を説明する際にゴルバチョフのペレストロイカ・グラスノスチという用語とともに必ず登場します。
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