コマーシャルペーパーとは?
こまーしゃるぺーぱー
コマーシャルペーパーとは、信用力の高い企業が短期の資金調達のために発行する無担保の約束手形で、金融市場で流通します。
コマーシャルペーパー(Commercial Paper、CP)とは、信用力の高い大企業や金融機関が、短期の運転資金を市場から直接調達するために発行する無担保の割引形式の短期債務証書です。日本では「CP」と略されることが多く、満期は通常1日から1年以内(日本では1年以内)となっています。
CPの仕組みは比較的シンプルです。発行体は額面より低い価格(割引価格)でCPを発行し、投資家はその差額を利益として受け取ります。担保が不要なため、高い信用格付けを持つ企業のみが発行できるという特徴があります。
企業がCPを活用する主な理由は次のとおりです。
- 銀行借入より低コストで資金調達できる場合がある
- 手続きが比較的簡便で機動的な資金調達が可能
- 季節的な運転資金需要や短期的な資金ギャップの解消に適している
- 発行体の財務健全性のシグナルにもなる
投資家側から見ると、CPは比較的安全かつ流動性が高い短期投資手段として位置づけられます。ただし2008年の金融危機では、一部のCPが満期を迎えた際に借り換えができなくなる「ロールオーバー・リスク」が顕在化し、市場が機能不全に陥りました。この経験から中央銀行による支援策の整備も進んでいます。日本では証券取引法(現金融商品取引法)上の有価証券として扱われます。
使い方・例文
大企業が年度末の一時的な資金不足を補うために市場でCPを発行したり、投資信託がMMF(マネー・マーケット・ファンド)の運用先としてCPを購入したりする場面で登場します。
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