ゲルハルト・ドーマクとは?
げるはるとどーまく
ゲルハルト・ドーマクはスルホンアミド系抗菌薬を発見したドイツの医学者で、感染症治療の歴史を変えた業績によりノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
ゲルハルト・ドーマク(Gerhard Domagk、1895〜1964年)は、ドイツ出身の病理学者・細菌学者。抗菌作用を持つスルホンアミド系化合物(サルファ剤)の医学的有用性を発見し、抗生物質登場以前の時代に感染症治療に革命をもたらした人物である。
1930年代初頭、バイエル社の研究所に勤務していたドーマクは、アゾ染料の一種「プロントジル」が連鎖球菌感染症に対して優れた効果を持つことを発見した。動物実験での成功に続き、感染症で命の危険にさらされていた自分の娘にもこの薬を投与し、劇的な回復をもたらしたことは有名なエピソードとして伝わっている。
この発見の意義は以下の点において特筆される。
- ペニシリン普及以前の感染症治療に大きく貢献
- サルファ剤が第二次世界大戦中に多数の兵士の命を救った
- 化学療法という概念の確立に寄与
- 1939年にノーベル生理学・医学賞を受賞(ナチス政権の圧力で当初辞退を余儀なくされ、戦後に受賞)
ドーマクの業績は現代の感染症治療の礎となっており、医学史上最も重要な発見のひとつとして位置づけられている。
使い方・例文
医学史や薬の歴史を扱う記事で「ゲルハルト・ドーマクがサルファ剤の有効性を証明したことが、近代化学療法の出発点となった」といった形で名前が登場する。
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