本文へスキップ

ケッペン気候区分とは?

けっぺんきこうくぶん

ケッペン気候区分とは、気温・降水量・植生を基準地球上の気候を体系的に分類した、世界で最も広く使われる気候分類システムです。

ケッペン気候区分は、ドイツロシア人の気候学者ウラジミール・ケッペンが20世紀初頭に考案した気候分類体系です。気温と降水量の月別データを基に、地球上の気候を大きく5つの気候帯に分け、さらに細かく区分します。

5つの主要気候帯は次のとおりです。

  • A(熱帯気候):最寒月でも平均気温18℃以上、年間を通じ温暖
  • B(乾燥気候):降水量が少なく蒸発量が上回る砂漠・ステップ気候
  • C(温帯気候):最寒月が−3℃〜18℃の温和な気候で、日本の多くが該当
  • D(冷帯気候):最暖月が10℃以上、最寒月が−3℃未満の大陸性気候
  • E(寒帯気候):最暖月でも平均10℃未満の極寒地帯

この分類の優れた点は、植生分布とよく対応することです。ケッペン自身が植物地理学の知識を活用して設計したため、気候区と植生帯がほぼ一致します。現代では衛星観測データや気象モデルと組み合わせて地球温暖化による気候帯移動の研究にも活用されており、地理教育・農業・都市計画など幅広い分野で基盤知識として参照されています。

使い方・例文

日本の太平洋側の多くは「Cfa(温暖湿潤気候)」に分類され、北海道は「Dfb(冷帯湿潤気候)」に属します。世界地図上での気候区分を確認する際に必ず登場する区分法です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語