クレジットデフォルトスワップとは?
くれじっとでふぉるとすわっぷ
クレジットデフォルトスワップとは、債券などの信用リスクを取引する金融派生商品(デリバティブ)で、CDSとも呼ばれます。
クレジットデフォルトスワップ(Credit Default Swap、略称: CDS)は、特定の債務者(参照組織)がデフォルト(債務不履行)した場合に備える信用リスク移転の金融派生商品です。保険に近い仕組みを持ちますが、法的には保険契約ではなくデリバティブ取引として扱われます。
CDSの基本的な仕組みは以下のとおりです。
- プロテクション買い手:定期的に「CDS料(スプレッド)」をプロテクション売り手に支払う
- プロテクション売り手:参照組織がデフォルトした場合に、買い手に対して損失を補填する
- 参照組織がデフォルトしなければ、満期まで買い手がスプレッドを払い続けて取引終了
CDSスプレッドは参照組織の信用リスクの市場評価を反映し、スプレッドが上昇するほど市場がそのデフォルト確率を高く見積もっていることを意味します。国債のCDSスプレッドは、その国の財政状況を測る指標としても参照されます。
CDSは本来リスクヘッジのために開発されましたが、実際の債券を保有せずにCDSだけを売買する投機的利用も広まりました。2008年の世界金融危機では、サブプライムローン関連のCDS取引が複雑に絡み合い、リスクの伝播を増幅させた一因として指摘されています。現在は規制強化により中央清算機関(CCP)を通じた取引が促進されています。
使い方・例文
「A国の国債CDSスプレッドが急拡大した」という報道は、市場参加者がA国のデフォルトリスクを高く評価し始めたことを示しており、財政危機の前兆として注目される場面でよく使われる表現です。
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