クリスチャン・ケレズとは?
くりすちゃんけれず
クリスチャン・ケレズはスイス出身の建築家で、素材と光を極限まで純化させたミニマルな建築哲学で国際的に評価されています。
クリスチャン・ケレズ(Christian Kerez、1962年生まれ)は、スイスを拠点に活動する建築家です。ベネズエラのカラカスで生まれ、チューリッヒ工科大学(ETH Zurich)で建築を学び、その後同校で教鞭を執りながら設計活動を続けています。
ケレズの建築は、構造・素材・空間・光を徹底的に純化させたアプローチで知られています。装飾を排除し、建物の本質的な要素だけを残すことで、見る者に強い印象を与える空間を生み出します。彼の設計では、構造体そのものが意匠となるケースが多く、コンクリートや鉄の持つ素材感をそのまま活かす手法が特徴的です。
代表的なプロジェクトとしては、チューリッヒのロヒン通りに建つ集合住宅(Haus mit einer Wand、2007年)があります。この建物は単一の構造壁によって支えられるという大胆な構造実験で、建築界の注目を集めました。また、上海のユニクロ本社ビルなどのプロジェクトでも革新的な構造アプローチを見せています。2012年のヴェネチア建築ビエンナーレではスイス館のパビリオン設計を担当し、国際的な評価をさらに高めました。ケレズは建築を純粋な問いかけとして捉え、先入観を排した姿勢で常に新しい構造的可能性を探り続けています。
使い方・例文
建築雑誌やビエンナーレの特集で、構造と空間の関係を追求する建築家として紹介されることが多いです。
この用語をシェア
最終更新: