カルル・グスタフ・エミール・マンネルヘイムとは?
かるるぐすたふえみーるまんねるへいむ
カルル・グスタフ・エミール・マンネルヘイムとは、フィンランドの独立と防衛に生涯を捧げた軍人・政治家で、「フィンランドの父」とも称される国民的英雄です。
カルル・グスタフ・エミール・マンネルヘイム(Carl Gustaf Emil Mannerheim、1867〜1951年)は、フィンランド生まれのスウェーデン系貴族で、ロシア帝国軍将校として長く奉職した後、フィンランド独立後の歴史に決定的な役割を果たした人物です。
ロシア帝国軍では騎兵将校として才能を発揮し、日露戦争や第一次世界大戦に従軍しました。1917年のフィンランド独立後、国内で勃発した内戦(1918年)では白衛軍を指揮し、赤衛軍(社会主義勢力)に勝利して国家の基礎を固めました。
第二次世界大戦期には、ソ連の侵攻を受けた冬戦争(1939〜1940年)においてフィンランド軍の総司令官として圧倒的兵力差に抗し、粘り強い防衛戦を展開しました。その功績から「マンネルヘイム・ライン」と呼ばれる防衛線が彼の名を冠しています。続く継続戦争(1941〜1944年)でも総司令官を務め、1944年には大統領に就任してソ連との単独講和を実現しました。
マンネルヘイムはフィンランドにとって、独立・防衛・国家統合という三つの危機を乗り越えた象徴的存在であり、今日もフィンランドの紙幣や記念碑にその名と姿が残されています。
使い方・例文
フィンランドの近現代史や冬戦争・継続戦争を解説する文脈で必ず登場する人物で、国家指導者としての軍人像を語る際の代表例として挙げられます。
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