エオヒップスとは?
えおひっぷす
新生代暁新世〜始新世に生息した馬の祖先にあたる小型哺乳類で、現代の馬への進化の起点として知られます。
エオヒップス(Eohippus)は、かつて馬の最古の祖先として広く知られた古代哺乳類の属名です。現在の分類学では Hyracotherium(ヒラコテリウム)と同一または近縁の属とされることが多く、分類上の扱いは研究によって異なります。北アメリカを中心に化石が発見されており、生息年代はおよそ5500〜4500万年前の始新世前期とされています。
体格は現代の馬とは大きく異なり、体高が20〜40センチメートル程度の小型動物でした。前足に4本、後足に3本のひづめ状の指を持ち、現代の馬の1本指(単蹄)とは大きく異なります。歯の形状も現代の草食に特化した馬歯ではなく、低冠歯で果実や柔らかい植物を食べていたと考えられています。
エオヒップスから現代の馬(Equus)に至る進化の過程では、体サイズの増大・指の数の減少・歯冠の高化(草食への適応)などの変化が段階的に起きたことが化石記録から読み取れます。この馬の進化系列は、古生物学・進化生物学の教科書的な事例として頻繁に取り上げられます。
使い方・例文
自然史博物館の馬の進化展示では、小型のエオヒップスから現代のサラブレッドに至る骨格模型の変遷が並べられ、進化の実例として紹介されています。
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