ウロコゴケとは?
うろこごけ
ウロコゴケとは、葉状体の表面が鱗(うろこ)状の模様をもつことが名前の由来のコケ植物で、湿った森林や渓流沿いに広く分布する種群です。
ウロコゴケは、苔類(たいるい)に属するコケ植物の一群で、葉状体あるいは茎葉体の表面に鱗片状の模様や突起が見られることからその名が付けられています。厳密には複数の科・属にわたる通称的な呼び名として使われることがあります。
コケ植物全般の特徴として、維管束(水や養分を運ぶ管)をもたず、根のかわりに仮根と呼ばれる構造で基質に付着します。光合成は行いますが、乾燥に弱く、湿度の高い環境を好みます。ウロコゴケの仲間も同様に、以下のような環境でよく見られます。
- 渓流沿いの岩や土手
- 湿った落葉広葉樹林の地面や倒木
- 高山帯の霧が多い場所
- 熱帯雨林の林床
繁殖は有性生殖(胞子による)と無性生殖(無性芽などによる)の両方を行います。環境指標植物としての役割も注目されており、清潔で湿度の安定した環境に多く見られることから、森林の健全性の目安となることがあります。
近年では苔テラリウム(瓶の中に苔を入れた鑑賞用ガーデニング)の素材としても人気があり、鱗状の独特な模様が観賞価値を高めています。
使い方・例文
登山や森林散策の際、沢沿いの岩にびっしりと生えている小さなコケを観察すると、ウロコゴケの仲間に出会えることがあります。苔テラリウム制作の素材として園芸店で扱われることもあります。
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