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ウィリアム・モートンとは?

うぃりあむ・もーとん

ウィリアム・モートンとは、19世紀アメリカの歯科医で、エーテルを用いた全身麻酔の公開実演に初めて成功し、近代外科の発展に大きく貢献した人物です。

ウィリアム・トーマス・グリーン・モートン(William Thomas Green Morton、1819〜1868年)は、アメリカマサチューセッツ州出身の歯科医です。1846年にジエチルエーテルによる麻酔の公開実演に成功し、外科手術の歴史を大きく変えた人物として知られています。

19世紀前半までの外科手術は、患者が激痛に耐えながら受けるものでした。モートンは化学者チャールズ・ジャクソンの示唆を受け、エーテルの麻酔作用に注目しました。1846年10月16日、マサチューセッツ総合病院の手術室(現在「エーテルドーム」と呼ばれる)で、外科医ジョン・コリンズ・ウォーレンが行う腫瘍摘出手術の際に、患者にエーテルを吸入させて無痛状態を作り出すことに公開実演で成功しました。

この実演は世界中に衝撃を与え、各国の病院で麻酔を用いた外科手術が急速に普及しました。この日(10月16日)は「エーテル記念日」として今日も記念されています。

しかしモートンはその後、麻酔の優先発見権をめぐって、ジャクソンやホレス・ウェルズ(笑気ガスの麻酔研究者)と長年にわたる争いを続け、精神的・財政的に疲弊し、1868年に亡くなりました。近代麻酔学の先駆者として歴史に名を残す一方、その晩年は悲劇的なものでした。

使い方・例文

ウィリアム・モートンが1846年に成功させたエーテル麻酔の公開実演は「外科医学の歴史で最も重要な出来事の一つ」とされ、現代の無痛手術の礎となりました。

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