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イヌマキとは?

いぬまき

イヌマキとは、本州中部以南〜沖縄に自生する常緑針葉樹で、防風生け垣として庭園に広く植えられ、木材は建築や器具にも用いられます。

イヌマキ(犬槇、学名:Podocarpus macrophyllus)はマキ科マキ属の常緑針葉樹で、関東地方以西の本州・四国・九州・南西諸島の海岸近くや山地斜面に自生します。日本固有種ではなく、中国台湾朝鮮半島南部にも分布します。

イヌマキは日本の庭木として古くから親しまれており、特に以下の用途・特性で知られています。

  • 生け垣・防風林:刈り込みに強く、密な樹形を保てるため屋敷の境界植栽として最適
  • 耐潮風性・耐塩性:海岸沿いの防風林にも利用される
  • 成長の遅さと長寿命:ゆっくり成長するため樹形管理がしやすく、長期間維持できる

葉は濃緑色で線形・革質、長さ7〜12cm程度。果実(種子)は赤い肉質の花托(かたく)の上に緑の種実が乗った形で、花托部分は甘く食用になりますが、種実部分には毒性があります。

木材としてのイヌマキは光沢のある淡黄白色〜淡褐色で、きめが細かく加工しやすいため、建具・器具・彫刻・将棋の駒などに使われてきました。マキ材は高品質な木材として歴史的に評価されており、特に九州産が「本マキ」として珍重されました。病害虫に対する抵抗性も高く、メンテナンスが比較的容易な樹種です。

使い方・例文

沿岸地域の旧家の庭や城下町の屋敷跡などで、整然と刈り込まれたイヌマキの生け垣がよく見られ、伝統的な和風景観を形づくる樹木として親しまれています。

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