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イェルサレムの嘆きの壁とは?

いえるされむのなげきのかべ

嘆きの壁は、イェルサレムにあるユダヤ教の最も神聖な聖地で、古代ヘロデ神殿の外壁の一部として現存する石造りの壁です。

嘆きの壁(西の壁、ヘブライ語でハコテル)は、イスラエルのイェルサレム旧市街に位置するユダヤ教にとって最も神聖な祈りの場です。紀元前1世紀にヘロデ大王が拡張・改築した第二神殿(ユダヤ人にとって最も重要な宗教施設)の西側外壁の一部が現存したもので、高さ約19メートル、長さ約488メートルにわたる石造りの壁が残っています。

紀元70年にローマ帝国のティトゥス将軍率いる軍がエルサレムを占領し、第二神殿を破壊しました。失われた神殿への哀悼と、いつか再建されることを願って祈りを捧げる場として、この壁はユダヤ人の信仰の中心となってきました。「嘆きの壁」という呼び名は、かつてローマ時代に神殿の破壊を嘆くユダヤ人の姿を見たことに由来するとされますが、現在のユダヤ人は「西の壁」と呼ぶことを好む場合が多いです。

祈りを捧げる人々は壁に手を触れ、壁の石の隙間に紙に書いた祈りの言葉を差し込む慣行が知られています。毎年数百万人もの巡礼者や観光客が訪れ、壁の前では男女に分かれた礼拝エリアが設けられています。

また、嘆きの壁はイスラエルとパレスチナの領有権問題とも深く結びついており、宗教的・政治的に非常に複雑な背景を持つ場所でもあります。ユダヤ教の信仰だけでなく、世界の宗教と政治を考える上でも重要な場所です。

使い方・例文

嘆きの壁では、世界中からやってきたユダヤ教徒が礼拝を行い、石の隙間に祈りを書いた小さな紙を挟み込む光景が毎日見られます。また、イスラエル軍の入隊宣誓式がこの壁の前で行われるなど、宗教と国家のアイデンティティが交差する場としても有名です。

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