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アンナ・アフマートワとは?

あんな・あふまーとわ

アンナ・アフマートワは20世紀ロシアを代表する女性詩人で、スターリン時代の弾圧と悲劇を叙情的な詩に刻んだ存在です。

アンナ・アフマートワ(1889〜1966年)は、ロシア帝国末期から旧ソビエト連邦時代にかけて活動した詩人です。本名はアンナ・アンドレーエヴナ・ゴレンコといい、ペンネームとしてアフマートワを用いました。

20世紀初頭にロシアで流行したアクメイズム運動の中心的な詩人のひとりとして知られています。アクメイズムは、曖昧な象徴主義から離れ、具体的で明確な言葉を使って現実を描くことを目指した詩の潮流です。初期の詩集『夕べ』(1912年)や『数珠』(1914年)は、繊細な愛の叙情詩として広く読まれ、若い読者に熱狂的に支持されました。

しかしソビエト政権下では表現の自由を厳しく制限され、長男や夫がスターリンの大粛清で逮捕・処刑されるという悲劇を経験します。彼女自身も長期にわたって出版を禁じられました。この苦難の時代に書かれた連作詩『レクイエム』は、弾圧された人々への哀悼と抵抗の記録であり、生前は国内での公刊がかなわず、秘密裏に人々の記憶の中に保存されてきた作品です。

晩年には国際的な評価を受け、オックスフォード大学から名誉博士号を授与されました。彼女の詩は、個人の悲しみを普遍的な人間の証言へと高めた点で今日も高く評価されています。

使い方・例文

「ロシア語で詩を読むなら、まずアフマートワの『レクイエム』に触れると、20世紀ロシアの歴史的苦難が詩の言葉を通じて深く理解できます。」

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