アンドレ・マルローとは?
あんどれまるろー
アンドレ・マルローはフランスの小説家・文化大臣で、革命と芸術をテーマにした作品と政治的行動力で20世紀フランスを象徴する知識人です。
アンドレ・マルロー(1901〜1976年)は、パリ生まれのフランス人小説家・美術評論家・政治家です。作家として活躍する一方、自らも時代の激流に身を投じた「行動する知識人」の典型として知られます。
マルローの生涯は波乱に富んでいます。
- 1920年代、インドシナ(現ベトナム・カンボジア)でクメール遺跡の彫刻盗掘未遂で逮捕されるが、フランスで知識人の署名運動に救われる
- 中国の革命運動に共鳴し、国共合作の時代の上海を描いた小説を執筆
- スペイン内戦(1936〜39年)では義勇軍を組織して共和国側で戦う
- 第二次世界大戦ではフランスのレジスタンスに参加
- 戦後はシャルル・ド・ゴールと結びつき、長くフランス文化大臣を務めた(1959〜1969年)
文化大臣としては、建物の清掃・文化施設の地方分散・文化の民主化政策に取り組み、フランスの文化行政の基盤を築きました。代表作の小説には『征服者』『王道』『人間の条件』(1933年・ゴンクール賞受賞)があり、革命・死・人間の尊厳という普遍的テーマを扱っています。美術論の分野では『沈黙の声』など大部の芸術論も著しました。
使い方・例文
フランス現代史や20世紀文学の講義で、実存主義的行動と政治参加を体現した作家・知識人の代表例として取り上げられます。
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