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アナーキズムとは?

あなーきずむ

アナーキズムとは、国家・政府・あらゆる強制的権威を不必要かつ有害なものとして否定し、自由な個人の自発的協力による社会秩序を目指す政治哲学・社会思想です。

アナーキズム(Anarchism)は、ギリシャ語の「アナルコス(anarchos=支配者なし)」を語源とする思想で、国家・政府・あらゆる形の強制的権威を根本的に否定することを特徴とします。「無政府主義」とも訳されますが、単なる「混乱」を意味するのではなく、強制なき自発的な秩序・協力を理想として追求するものです。

近代的なアナーキズムの体系化には、ピエール=ジョゼフ・プルードン(「所有とは何か?」1840年)が大きく貢献しました。その後、ミハイル・バクーニンの集産主義的アナーキズム、ピョートル・クロポトキンの相互扶助論に基づくコミュニスト・アナーキズムなど、様々な流派が発展しました。

主な潮流には次のものがあります。

  • 個人主義的アナーキズム:個人の自律を最優先する(リシャール・タッカーなど)
  • アナルコ・コミュニズム:生産手段の共有と分権的自治を目指す
  • アナルコ・サンディカリズム:労働組合運動による直接行動を重視する
  • アナルコ・キャピタリズム:国家のみを排除し市場原理を肯定する(ムーリー・ロスバードなど)

20世紀にはスペイン内戦での実践や、1960〜70年代の対抗文化運動との親和性でも注目されました。国家の正当性・権威の根拠を問い続けるアナーキズムの批判的視座は、現代の政治哲学においても重要な参照点であり続けています。

使い方・例文

政治思想の授業や、「国家は本当に必要か」という議論の文脈で登場するほか、パンクロック文化やオープンソース運動の思想的背景として言及されることもあります。

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