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もののけとは?

もののけ

もののけとは、人に害をなすとされる怨霊・精霊・妖怪などの霊的存在の総称で、平安時代から日本の文化に深く根ざした概念です。

もののけ(物の怪)は、人に取り憑いて病気・災難・死などの害をもたらすと信じられた霊的存在の総称です。怨霊・生霊・精霊・妖怪など、様々な霊的なものがこの言葉に含まれます。

平安時代の貴族社会では、もののけは疾病や不幸の主要な原因と考えられており陰陽師による加持祈禱(かじきとう)や祓いの儀式がしばしば行われました。源氏物語枕草子などの平安文学にも、人物がもののけに取り憑かれる場面が描かれており、当時の社会においていかに現実的な脅威として認識されていたかがわかります。

もののけの種類や性格はさまざまです。

  • 怨霊: 恨みを持って死んだ人の霊(菅原道真・崇徳上皇など)
  • 生霊: 生きている人間の強い念が霊として離れ出たもの
  • 物の精: 古い器物や動物が長年を経て霊力を持ったもの
  • 山の霊: 山野に棲む正体不明の霊的存在

宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」(1997年)では、この概念が自然の精霊・神霊という文脈で再解釈され、広く世界に知られるようになりました。現代においても「もののけ」は日本独自の霊的概念として、文学・映像・ゲームなどの創作に用いられています。

使い方・例文

平安文学の読解や、宮崎駿作品・ゲームの和風ファンタジー設定の説明など、日本の霊的存在・自然の精霊について語る文脈で頻繁に登場します。

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