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リニアモーターカーとは?浮く仕組みをわかりやすく解説

公開 2026年7月7日

この記事は 「リニアモーターカーとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

リニアモーターカーとは、磁石の力(磁力)を使って車体をレールから浮かせ、車輪を使わずに走る鉄道のことです。地面と接触しないため摩擦が小さく、とても速いスピードで走れるのが大きな特徴で、日本では次世代の高速鉄道として研究・開発が進められてきました。

リニアモーターカーとは

ふつうの電車は車輪を回してレールの上を走りますが、リニアモーターカーは車輪の回転ではなく、磁石の力で前へ進みます。「リニアモーター」とは、回転して力を生み出す普通のモーターを、まっすぐ(リニア)に引き伸ばしたような仕組みのモーターのことです。この力を使って車体を押したり引いたりすることで、レールに沿ってまっすぐ加速していきます。

磁力で浮かせて進む仕組み

リニアモーターカーの動きは、大きく「浮く」ことと「進む」ことの二つに分けられます。磁石には、同じ極どうしは反発し、違う極どうしは引き合う性質があります。この性質を利用して、車体とガイドウェイ(走行路)の間で磁力をはたらかせ、車体を数センチメートル浮かせます。

日本で開発されている方式では、非常に強い磁力を生み出す超電導磁石を車体側に使います。超電導とは、金属をとても低い温度まで冷やすと電気抵抗がなくなる現象で、これを利用すると強力で安定した磁力を得られます。走行路側のコイルとの間で反発・吸引の力を細かく切りかえることで、車体を浮かせながら前へと押し進めていきます。

普通の鉄道との違い

最大の違いは、車輪とレールが接触しているかどうかです。普通の鉄道は車輪がレールに触れて走るため、速く走るほど接触部分の摩擦や振動、騒音が大きくなり、スピードを上げるのに限界があります。一方でリニアモーターカーは車体が浮いているため、レールとの摩擦がほとんどありません。

また、動力の伝え方も異なります。普通の電車はモーターで車輪を回して進みますが、リニアモーターカーは磁力そのもので車体を動かすため、車輪の空回りが起きません。

なぜ高速で走れるのか

リニアモーターカーが高速で走れる理由は、車輪を使わないことで摩擦が小さい点にあります。車体が浮いていれば、走行をさまたげる力の多くは空気の抵抗だけになります。摩擦による無駄な力が少ないぶん、効率よく加速でき、より高い速度を出しやすくなります。走行試験では、時速500キロメートルを超える記録も出ています。

実用化に向けた動き

日本では、東京と名古屋、さらに大阪を結ぶ中央新幹線として、超電導方式のリニアモーターカーを使う計画が進められています。実現すれば都市間の移動時間が大きく短縮されると期待されていますが、長いトンネルの工事や環境への配慮など課題も多く、開業の時期については現時点で確定的なことは言えません。今後の工事や試験の進み具合が注目されています。

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