フードロスとは?原因や私たちにできることをわかりやすく解説
公開 2026年7月7日
フードロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを指します。「食品ロス」とも呼ばれ、家庭や飲食店、食品工場など、私たちの暮らしのさまざまな場面で発生しています。限りある食べ物や資源を無駄にしてしまう問題として、近年広く注目されるようになりました。
フードロスとは何か
フードロスは、本来であれば食べられたはずの食品が、何らかの理由で食べられずに廃棄されてしまうことをいいます。腐って食べられなくなったものだけでなく、まだ十分に食べられる状態のものまで捨てられている点が大きな問題です。日本語では「食品ロス」という言葉もほぼ同じ意味で使われています。
どこで生じるのか
フードロスは、大きく分けて二つの場所で発生すると考えられています。一つは家庭です。買いすぎて使い切れなかった食材や、食べ残しなどが該当します。もう一つは、お店や工場など事業者から出るものです。飲食店の食べ残しや、スーパーやコンビニの売れ残り、製造の過程で生じる規格外品などがあります。私たち一人ひとりの暮らしと、社会全体の仕組みの両方が関わっているのです。
主な原因
フードロスが生まれる原因はさまざまです。代表的なものとして、次のような点が挙げられます。
- お店や工場での売れ残りや作りすぎ
- 飲食店や家庭での食べ残し
- 消費期限や賞味期限が切れてしまうこと
- 形が悪いなどの理由で出荷されない規格外品
- 家庭での買いすぎや、食材のしまい忘れ
ここで注意したいのが期限の違いです。消費期限は安全に食べられる期限を、賞味期限はおいしく食べられる目安を示すもので、賞味期限を少し過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
環境・社会への影響
フードロスは、食べ物そのものを無駄にするだけでなく、それを作り、運び、捨てるまでに使われた水やエネルギーなどの資源も無駄にしてしまいます。捨てられた食品を処理する際には二酸化炭素などが発生し、環境への負担にもつながると指摘されています。一方で、世界には十分に食べ物を得られない人々もおり、食べられるものを捨ててしまうことは社会全体の課題として考えられています。
私たちにできる削減の工夫
フードロスを減らすために、私たちが日々の暮らしでできることはたくさんあります。
- 買い物の前に冷蔵庫の中を確認し、必要な分だけ買う
- 食べきれる量を作り、作りすぎない
- 手前に並んだ期限の近い商品から選ぶ「てまえどり」を心がける
- 残った料理を保存して別の料理に活用する
- 外食では食べきれる量を注文する
一つひとつは小さな行動ですが、多くの人が意識することで、フードロスの削減につながっていきます。まずは身近なところから始めてみることが大切です。