Prometheusとは?
ぷろめてうす
Prometheusとは、クラウドネイティブなシステム監視・アラートのためのオープンソースツールキットで、時系列データベースを内蔵し、メトリクスの収集と可視化を行うソフトウェアです。
Prometheus(プロメテウス)は、もともとSoundCloudが開発し、2016年にCloud Native Computing Foundation(CNCF)に寄贈されたオープンソースの監視・アラートシステムです。マイクロサービスやコンテナ化されたクラウド環境での運用監視に特化した設計が特徴です。
Prometheusの主な仕組みは「プル型」のメトリクス収集です。監視対象のサーバーやアプリケーションがHTTPエンドポイント(/metrics)でデータを公開し、PrometheusサーバーがそこへHTTPリクエストを送って定期的にデータを取得します。このアーキテクチャにより、監視対象側の設定が最小限で済みます。
Prometheusの主要コンポーネントと特徴は以下のとおりです。
- 時系列データベース(TSDB):収集したメトリクスを効率的に保存する内蔵DBを持つ
- PromQL:メトリクスを柔軟に集計・分析できる独自のクエリ言語
- Alertmanager:設定した閾値を超えたときにメール・Slackなどへ通知を送る
- Exporter:MySQLやNginxなど各種ミドルウェアのメトリクスをPrometheus形式で公開するアダプター
可視化ツールのGrafanaと組み合わせて使われることが多く、「Prometheus + Grafana」はクラウドインフラ監視のデファクトスタンダードとなっています。KubernetesとのネイティブなインテグレーションもCNCFエコシステムの中で整備されており、現代のDevOps・SRE実践において欠かせない技術基盤です。
使い方・例文
KubernetesクラスターのCPU使用率・メモリ使用量・リクエスト数などを監視し、異常値が検出されたらSlackに自動通知するシステムを構築するとき、PrometheusとAlertmanagerが中心的な役割を担います。
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