O-RANとは?
おーらん
O-RANとは、モバイル通信の基地局機能をオープンなインターフェースで分解・標準化し、異なるメーカーの機器を組み合わせて構築できるようにするアーキテクチャのことです。
O-RAN(Open Radio Access Network:オープン無線アクセスネットワーク)は、従来は特定ベンダーが独占していた携帯電話基地局(RAN)の機能を、オープンで標準化されたインターフェースを用いて複数のコンポーネントに分解・分離するアーキテクチャです。O-RANアライアンスという業界団体が仕様策定を主導しています。
従来のRANは、無線部(RU)・ベースバンド処理部(DU/CU)・管理ソフトウェアを同一ベンダーが一体提供するクローズドな設計でした。O-RANではこれらを標準インターフェースで切り離し、各レイヤーを異なるメーカーの製品で構成できるようにします。
O-RANがもたらす主なメリットは以下のとおりです。
- ベンダーロックイン解消:通信事業者が機器を自由に組み合わせてコスト競争を促進できる
- ソフトウェア化・仮想化:汎用サーバー上でRAN機能をソフトウェアとして動かす「vRAN」の実現
- AIによる最適化:RIC(RAN Intelligent Controller)でAIを活用したネットワーク制御が可能
- 新規参入促進:中小ベンダーや新興企業が市場に参入しやすくなる
日本でもNTTドコモや楽天モバイルがO-RAN技術の早期採用・推進に積極的で、5G・Beyond 5Gの基盤として世界的に注目されています。一方、セキュリティ上のリスクや相互接続性の確保が課題として挙げられています。
使い方・例文
楽天モバイルは国内で先駆けてO-RANアーキテクチャを採用し、複数メーカーの機器を組み合わせたクラウドネイティブな5Gネットワークの構築を進めています。
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