本文へスキップ

Argon2とは?

あるごんつー

Argon2とは、パスワードのハッシュ化に特化した暗号学的ハッシュ関数で、2015年のPassword Hashing Competition(PHC)で最優秀賞を受賞したアルゴリズムです。

Argon2は、ルクセンブルク大学の研究チームが設計し、2015年のPassword Hashing Competition(PHC)で優勝したパスワードハッシュ化アルゴリズムです。単純なSHA-256などの汎用ハッシュ関数と異なり、パスワード保護に特化した設計がなされています。

Argon2の最大の特徴は、攻撃者によるブルートフォース攻撃やGPU・ASICを使った総当たりに対して意図的にコストを高くするための三つのパラメータを持つ点です。

  • メモリコスト(m):ハッシュ計算に使用するメモリ量を指定し、専用ハードウェアの利点を減らす
  • 時間コスト(t):計算の反復回数を指定して処理時間を調整する
  • 並列度(p):使用するスレッド数を制御する

Argon2には三つのバリアントがあります。Argon2iはサイドチャネル攻撃耐性を優先、Argon2dはGPUクラッキング耐性を優先、Argon2idは両者の特性を組み合わせたハイブリッドで、NIST(米国標準技術研究所)でも推奨されている汎用的な選択肢です。

現在、bcryptやscryptに代わる次世代のパスワードハッシュ標準として多くのプログラミング言語やフレームワークで採用が進んでいます。新規システムでのパスワード保管には積極的に採用が推奨されます。

使い方・例文

「Webアプリのユーザー登録時にArgon2idでパスワードをハッシュ化しておくと、データベースが漏洩してもパスワードの復元が非常に困難になる。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語