龍安寺石庭とは?
りょうあんじせきてい
龍安寺石庭とは、京都市右京区にある龍安寺の枯山水庭園で、白砂と15個の石だけで構成された禅の美学を体現する世界的に著名な庭園です。
龍安寺石庭(りょうあんじせきてい)は、京都市右京区に所在する臨済宗妙心寺派の寺院・龍安寺(りょうあんじ)の方丈南側に設けられた枯山水の庭園です。1994年にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」の一部として登録されています。
庭園は幅約25メートル、奥行き約10メートルの長方形の空間に、白砂(白川砂)を敷き詰め、その上に大小15個の石を5・2・3・2・3の5群に配置した構成です。石には苔がつき、砂は熊手で波紋のように整えられています。庭を囲む土塀は、菜種油を用いた「油土塀」で、長年の風雨により独特の風合いを生じさせています。
この庭園には様々な解釈があります。
- 虎が子を連れて川を渡る姿を表すという説
- 海に浮かぶ島々を象徴するという説
- 禅の無の境地・宇宙を表すという説
- どの位置から眺めても必ず1個の石が他の石に隠れて見えないという不思議な配置
作庭者は不明であり、庭の解釈も定まっていないことが、かえって見る者の想像力を刺激します。禅の精神と日本の美意識が凝縮された庭として、国内外から多くの見学者が訪れ、日本庭園の最高傑作のひとつとして国際的に高い評価を受けています。
使い方・例文
龍安寺石庭では、どの角度から眺めても15個の石のうち必ず1個が他の石に隠れて見えないとされており、その謎めいた構造が禅の公案(問い)のように語り継がれています。
この用語をシェア
最終更新: