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鴇色とは?

ときいろ

鴇色とは、特別天然記念物トキの羽根のような淡いピンク色を指す日本の伝統色です。

鴇色(ときいろ)は、日本伝統色のひとつで、鳥のトキ(朱鷺)の翼の内側にある羽根の色に由来します。トキはかつて日本各地に生息していた大型の鳥で、その翼を広げたときに見える淡い紅色がかった白色が「鴇色」と呼ばれるようになりました。

色の特徴としては、白に近い淡いピンク色で、赤みが強すぎず、優しく柔らかな印象を与えます。現代のカラーコードでいえばペールピンク〜ライトサーモンピンクに近い色域に位置します。

トキは明治時代以降に乱獲と生息地の減少により激減し、日本産トキは2003年に絶滅しました。現在は中国から提供された個体をもとに保護・繁殖が進められており、新潟県佐渡島での野生復帰が続いています。国の特別天然記念物にも指定されています。

鴇色は着物・帯・和紙・陶磁器など日本の伝統工芸に広く使われてきた色で、その淡く上品な色調は

  • 春の桜の風情と近いイメージを持つ
  • 女性の衣装や調度品に好んで用いられた
  • 和の美意識における「はんなり」とした色合いの代表例
として親しまれてきました。現代でも「鴇色」は和風デザインや色彩表現において繊細な美しさを表す色名として使われています。

使い方・例文

七五三や成人式の着物選びで「鴇色の振り袖」といえば、トキの羽根を思わせる上品な淡いピンクの着物を指します。

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