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隔靴搔痒とは?

かっかそうよう

隔靴搔痒とは、靴の上から足のかゆい箇所を搔くようなもどかしさを表す四字熟語で、物事が核心に届かず歯がゆい状態を意味します。

隔靴搔痒(かっかそうよう)は「靴を隔てて痒きを搔く」という意味の四字熟語で、中国禅宗の言葉に由来します。靴を履いたまま足のかゆい部分を搔こうとしても、靴が邪魔になって直接届かない様子から、核心に迫れないもどかしさ・じれったさを表す言葉として使われます。

この言葉の出典は中国の禅語録に遡るとされ、禅の問答において本質をつかみきれない様子を批判する文脈で用いられていました。日本には禅とともに伝わり、江戸時代以降に一般にも広まりました。

現代では主に次のような場面で使われます。

  • 説明や解説が本質に届かず、聞いてもすっきりしないとき
  • 問題の根本原因に対処できず、表面的な対策しか打てないとき
  • 交渉や議論が核心を避けてまわりくどく進むとき

類似表現に「焔火を隔てて見る(えんかをへだててみる)」などがありますが、「隔靴搔痒」のほうが日本語として定着しています。英語では「scratching the surface(表面を引っ搔くだけ)」が近い表現として知られます。文章語として比較的フォーマルな文脈で用いられることが多い言葉です。

使い方・例文

「専門家の解説は難しい用語ばかりで、素人には隔靴搔痒の感があった」のように、核心に届かないもどかしさを表す際に使います。

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