開放絞りとは?
かいほうしぼり
開放絞りとは、レンズの絞りを最も大きく開いた状態(最小F値)で撮影することで、最大限の光量と浅い被写界深度が得られます。
開放絞りとは、カメラレンズの絞り(アパーチャー)を最も大きく開いた状態、すなわちそのレンズが持つ最小F値(例:F1.4、F1.8、F2.8など)で撮影することを指します。
開放絞りで撮影した場合の主な特性は以下のとおりです。
- 被写界深度が浅くなる:ピントが合う範囲が狭くなり、背景が大きくぼける「ボケ味」が生まれる。
- 取り込む光量が最大になる:暗い環境でもシャッタースピードを速く保てる。
- レンズ収差が出やすい:周辺光量落ち(ビネット)や球面収差が最も強く表れる。
ポートレート撮影では被写体を際立たせるために、スポーツ・ライブ撮影では光量不足を補うために開放絞りが多用されます。一方、風景写真など全体にピントを合わせたい場合はF8〜F11程度まで絞ることが一般的です。
レンズの描写性能は開放絞り時に最も個性が出るとも言われ、「開放で使える」かどうかがレンズの評価基準のひとつになっています。また、大口径レンズほど開放F値が小さく、より強いボケが得られるため、F1.4などの単焦点レンズはポートレート用として人気があります。
使い方・例文
F1.8の単焦点レンズを開放絞りで使い、カフェの人物を撮影すると、背景のカップやテーブルがとろけるようにぼけて被写体の顔だけにフォーカスが集まる写真になります。
この用語をシェア
最終更新: