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鍵層とは?

かぎそう

鍵層とは、広域に連続して分布し時代の特定に役立つ特徴的な地層で、地質調査や地層対比の基準として利用される地質学の重要概念です。

鍵層(かぎそう、key bed / marker bed)とは、広い範囲わたって一定の層厚・岩質・化石内容をもって連続して分布し、地層の対比や年代決定目印となる特徴的な地層のことです。

鍵層として機能するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 広範な地域にわたって認識できる
  • 成因・時代が明確で、短期間に堆積したと推定できる
  • 他の地層と識別しやすい特徴(色・組成・化石など)を持つ

代表的な鍵層の例として、火山灰層(テフラ)があります。大規模な火山噴火によって広域に降下した火山灰は、短時間で堆積するため、離れた地点の地層を同時代として対比する強力な証拠となります。日本では姶良カルデラ噴出物(AT火山灰)や阿蘇山の火山灰層などが鍵層として広く利用されています。

また、白亜紀末の大量絶滅層(K-Pg境界)のようにイリジウム富化層が世界的な鍵層として機能する例もあります。鍵層を用いた地層対比は、石油・石炭などの資源探査、地盤調査、古環境復元など幅広い分野で活用されています。

使い方・例文

日本列島を横断する火山灰の鍵層を利用することで、遠く離れた地点のボーリングコアや露頭の地層が同じ時代に堆積したものかどうかを対比・確認することができます。

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