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金文とは?

きんぶん

金文とは、中国の殷・周時代に青銅器の表面に鋳込まれたり刻まれたりした文字で、甲骨文字とともに漢字の起源を知るための重要な資料です。

金文(きんぶん)とは、古代中国の殷(商)時代後期から周時代(春秋・戦国時代を含む、おおよそ紀元前13世紀〜紀元前3世紀頃)にかけて、青銅器の内外面に鋳造または刻まれた文字のことです。「金」は青銅を意味し、青銅器銘文とも呼ばれます。

金文が記された青銅器は、鼎(てい)や鐘(しょう)など祭祀・儀礼用の器が中心です。内容は王や貴族の功績を記念する銘文、土地の授与や冊命(さくめい)の記録、戦争の戦果など、当時の政治・社会・宗教を反映したものが多くあります。文字数は数文字の短いものから500字以上に及ぶものまでさまざまです。

書体としての金文は、甲骨文字に比べて線が太く丸みを帯び、装飾的な要素も見られます。時代が下るとともに字形が整えられ、のちの篆書(てんしょ)へと発展していく過程が観察できます。代表的な金文として「毛公鼎(もうこうてい)」や「散氏盤(さんしばん)」などが知られています。

書道における金文の意義は大きく、篆書の源流として臨書の対象になるとともに、漢字の字源・字形の歴史を研究する上での一次資料として不可欠な存在です。また篆刻においても金文の書風は多用されています。

使い方・例文

書道で「金文を臨書する」と言う場合、古代青銅器に刻まれた文字を手本にして篆書の源流を学ぶことを指します。篆刻の印面のデザインにも活用されます。

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