野依良治とは?
のよりりょうじ
野依良治は、不斉合成の研究で2001年にノーベル化学賞を受賞した日本を代表する有機化学者です。
野依良治(のより・りょうじ、1938年〜)は、日本の有機化学者で、名古屋大学名誉教授および理化学研究所の要職を歴任しました。2001年、不斉水素化反応の研究においてノーベル化学賞を受賞し、日本の科学界に大きな功績を残しました。
野依が取り組んだ「不斉合成」とは、同じ化学式を持ちながら鏡像関係にある二種類の分子(鏡像異性体)のうち、目的とする一方だけを選択的に合成する技術です。鏡像異性体は生体に対して異なる作用を示すことがあり、医薬品の安全性と効能において非常に重要です。
野依らが開発したBINAP(ビナップ)と呼ばれるキラルなリン化合物をロジウムやルテニウムなどの金属と組み合わせた触媒は、高い不斉選択性を実現しました。この技術は医薬品や香料など、多くの産業分野における精密合成に広く応用されています。
受賞後も研究・教育の最前線に立ち続け、科学技術政策にも深く関与してきました。日本の科学教育の充実を訴え続ける姿勢でも広く知られており、国内外で多くの賞や称号を受けています。
使い方・例文
化学や科学史の話題で「野依良治のノーベル賞受賞は不斉合成の重要性を世界に示した」という形で引用されます。
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