辻村史朗とは?
つじむらしろう
辻村史朗とは、奈良を拠点に活動する日本の陶芸家で、古陶磁の技法を独自に研究・再現しながら現代的な美を追求した作風で知られています。
辻村史朗(つじむら しろう)は、1947年に奈良県に生まれた陶芸家です。大学卒業後に陶芸の道に入り、独学で古陶磁の研究を重ねながら独自のスタイルを確立しました。現在も奈良県の山里に窯を構え、土と向き合い続けています。
辻村の作陶は、中国や朝鮮の古い陶磁器、とりわけ宋代の天目釉や高麗青磁、李朝陶磁などへの深い傾倒に根ざしています。しかし単なる復元や模倣ではなく、古陶磁の精神を汲み取りながら自らの感性で再解釈するアプローチが特徴です。
代表的な技法・様式として以下が挙げられます。
- 信楽焼の土を用いた大胆な造形と自然釉の表情
- 天目釉(てんもくゆ)を用いた深みのある黒釉作品
- 焼成による窯変(ようへん)を大切にした予測不可能な景色の追求
- 茶碗を中心とした用の美を意識した器
茶の湯の世界との深いつながりも辻村作品の特徴で、茶人や茶道関係者からの支持が厚く、国内外の茶席で使われる作品も多いです。海外でも評価が高く、ヨーロッパやアメリカのコレクターにも愛好家が多数います。現代の日本を代表する陶芸家の一人として、陶芸の世界で確固たる地位を築いています。
使い方・例文
「辻村史朗の茶碗は、荒々しい土肌と繊細な釉薬の景色が見事で、茶の湯の場で愛用する茶人も多い」のように使われます。
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