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超臨界圧石炭火力とは?

ちょうりんかいあつせきたんかりょく

超臨界圧石炭火力とは、水の臨界点を超える高温高圧の蒸気を使って発電効率を高めた石炭火力発電方式のことです。

超臨界圧石炭火力(Supercritical Coal-fired Power Plant)とは、ボイラー水蒸気臨界点(温度約374度・圧力約22.1MPa)以上に加熱・加圧し、高効率でタービンを回す石炭火力発電技術です。臨界点を超えた蒸気液体気体の区別がない「超臨界流体」状態となり、エネルギー密度が高まります。

石炭火力発電の世代は蒸気条件で分類されます。

  • 亜臨界圧(Subcritical):臨界点以下の従来型、熱効率は35〜37%程度
  • 超臨界圧(Supercritical, SC):臨界点超え、熱効率は38〜40%程度
  • 超々臨界圧(Ultra-Supercritical, USC):さらに高温高圧、熱効率は42〜45%程度
  • 先進超々臨界圧(A-USC):700度級、熱効率46%超を目指す次世代技術
熱効率が上がるほど同じ電力量を発生させるための石炭消費量が減り、CO2排出量も削減されます。日本の新設石炭火力は超々臨界圧(USC)が主流であり、世界の石炭火力の中でもトップクラスの効率を誇ります。

ただし、いくら効率を高めてもCO2を排出することに変わりはなく、気候変動対策の観点から石炭火力そのものの廃止を求める国際的な圧力も高まっています。日本政府はアンモニア混焼など脱炭素化技術の開発も進めています。

使い方・例文

発電所の新設計画で「超臨界圧(SC)方式を採用し従来型より効率を向上させる」と説明される場合に登場し、石炭火力の環境性能を示す指標として使われます。

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