符号分割多重とは?
ふごうぶんかつたじゅう
符号分割多重とは、異なる符号(コード)を割り当てることで複数の通信を同じ周波数帯域で同時に行う多重化技術です。
符号分割多重(CDMA:Code Division Multiple Access / CDM:Code Division Multiplexing)は、複数のユーザーや信号が同じ周波数帯域・同じ時間に同時に通信できるようにする多重化技術です。各信号に固有の「拡散符号(スプレッディングコード)」を掛け合わせることで識別・分離を実現します。
- 送信側:元の信号に固有の拡散符号を掛け合わせ、帯域を広げて(スペクトル拡散)送信する。
- 受信側:同じ拡散符号を使った逆拡散処理(相関演算)を行い、目的の信号だけを取り出す。
- 他の符号を使った信号は相関が取れないため雑音として排除される。
従来の多重化方式との違いを整理すると、周波数分割多重(FDM/FDMA)は周波数帯域を分割して割り当て、時分割多重(TDM/TDMA)は時間スロットを分割して割り当てるのに対し、CDMAは同一帯域・同一時間で符号によって分離します。
CDMAは第3世代携帯電話(3G)の中核技術として世界的に普及しました。秘匿性が高く、周波数効率や耐干渉性に優れる点が特徴です。現在の4G・5Gシステムではよりセキュアな技術と組み合わされていますが、CDMAの考え方は無線通信の基盤として今も活かされています。
使い方・例文
3G携帯電話の通話では符号分割多重の技術が使われており、多数のユーザーが同じ周波数帯を共有しながら互いに干渉せず通話できる仕組みが実現されていました。
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