火山爆発指数とは?
かざんばくはつしすう
火山噴火の規模を噴出物の量と噴煙の高さをもとに0〜8の数値で示す指標で、VEIとも呼ばれます。
火山爆発指数(Volcanic Explosivity Index、略称VEI)は、火山噴火の爆発的な規模を定量的に表すための指標です。地質学者のクリス・ニューホールとスティーブン・セルフが1982年に提案し、以来、世界中の噴火記録の比較・分類に広く使われています。
VEIは0から8までの整数値で表され、各段階は噴出物の体積(テフラ・火砕物など)がおよそ10倍ずつ増加する対数スケールになっています。主な基準は以下のとおりです。
- VEI 0〜1:ほぼ連続的な噴出、ハワイ式噴火など
- VEI 2〜3:中規模の噴火(桜島の通常噴火はこの範囲が多い)
- VEI 4〜5:大規模噴火(雲仙普賢岳1991年の噴火はVEI3〜4)
- VEI 6:カルデラ形成を伴う超大規模噴火(1991年ピナトゥボ山はVEI6)
- VEI 7〜8:超巨大噴火。VEI8はスーパーボルケーノと呼ばれ、過去数万〜数十万年スケールでしか発生していない
指数が高いほど気候への影響も大きく、VEI6以上では大量の火山灰・二酸化硫黄が成層圏に到達し、地球規模の気温低下(火山の冬)を引き起こすことがあります。過去の噴火記録の解析にも使われ、地層中の火山灰層の量から過去の噴火規模を推定する際の共通基準となっています。
使い方・例文
1991年のフィリピン・ピナトゥボ山の噴火はVEI6に分類され、翌年にかけて北半球の平均気温がわずかに低下したことが観測されている。
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