漢詩とは?
かんし
漢詩とは、中国語(漢文)で作られた詩のことで、厳格な字数・韻律のルールに従って構成される伝統的な文学形式です。
漢詩(かんし)とは、中国の古典語である漢文で書かれた詩の総称です。中国では数千年の歴史をもつ文学形式であり、日本・朝鮮・ベトナムなど漢字文化圏の国々でも広く創作・享受されてきました。
詩の形式は主に次のように分類されます。
- 古詩:字数・韻律の制約が比較的ゆるやかな古い形式
- 近体詩:唐代に確立した厳格な定型詩。絶句(4句)と律詩(8句)がある
- 詞・曲:宋代以降に発展した、音楽と結びついた長短句形式
近体詩では一句を五字とする「五言」、七字とする「七言」があり、平仄(ひょうそく)と呼ばれる声調の配置や、句末の押韻が厳密に規定されています。唐代は漢詩の黄金期とされ、李白・杜甫・白居易などの詩人が傑作を残しました。
日本では奈良時代から漢詩の創作が盛んになり、平安貴族の教養として欠かせないものとなりました。菅原道真は特に優れた漢詩人として知られ、江戸時代には漢詩文がさらに広く普及しました。
現代においても漢詩は古典文学として学校教育で扱われ、書道・漢文教育を通じて親しまれています。
使い方・例文
中学・高校の国語の授業では、杜甫の「春望」や李白の「静夜思」など代表的な漢詩を原文で音読し、書き下し文に直す学習が行われます。
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