本文へスキップ

海陸風とは?

かいりくふう

海陸風とは、海岸沿いで昼と夜に風向きが逆転する、局地的な風のことです。

海陸風(かいりくふう)とは、海岸付近において、陸地と海面の温度差によって生じる局地的な風の総称です。昼間に海から陸へ吹く「海風(うみかぜ)」と、夜間に陸から海へ吹く「陸風(おかぜ)」の二つを合わせてこう呼びます。

発生のしくみは、陸と海の比熱の違いにあります。陸は比熱が小さいため日中に急速に温まり、上昇気流が発生します。すると海上の冷たい空気が陸へ向かって流れ込み、これが海風です。夜になると逆に陸が早く冷え、相対的に暖かい海上に上昇気流ができるため、今度は陸から海へ陸風が吹きます。

海陸風の特徴は以下のとおりです。

  • 昼間(海風):概ね午前10時ごろから午後にかけて発達する
  • 夜間(陸風):日没後から朝方にかけて卓越する
  • 海風は陸風より一般に強く、沿岸から数十キロ内陸まで届くこともある
  • 季節風など大規模な風が弱い晴れた日ほど明瞭に現れる

海陸風は沿岸部の気温や湿度を調節し、漁業・農業・航空機の運航などにも影響を与えます。また、都市部では大気汚染物質の拡散や蓄積にも関係するため、気象・環境の両面で重要な現象として研究されています。

使い方・例文

夏の海水浴場で昼間に心地よいそよ風を感じるのは、海風が吹いているためです。同じ海岸でも夜明け前には陸から海へ向かう陸風が吹くことがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語