望とは?
もち
望(もち)とは、月が地球から見て太陽とほぼ正反対の位置に来て、円盤状に輝いて見える状態(満月)のことです。
「望」(もち)は、月の満ち欠けを表す天文用語であり、月が地球をはさんで太陽と対向する位置にある状態を指します。この瞬間の月を「満月」ともいい、地球から見たとき月面全体が太陽光を受けて輝いて見えます。
月は約29.5日の周期で地球を公転しており、太陽・地球・月の位置関係によって満ち欠けが生じます。月と太陽の黄経差が0度のとき「朔(さく)」(新月)、180度のとき「望」(満月)と呼ばれます。この黄経差を「月齢」に対応させると、朔が月齢0、望は月齢約14〜15に相当します。
望の月は日没とほぼ同時に東の地平線から昇り、夜明け近くに西に沈むため、一晩中観察できる点が特徴です。とりわけ秋の「中秋の名月」は農業や暦と深く結びついた伝統行事として親しまれています。
天文学的には、望のとき月は地球の影に入ることがあり、これが「月食」の発生条件となります。満月のたびに月食が起きないのは、月の軌道が地球の公転軌道面(黄道面)に対して約5度傾いているためです。
使い方・例文
「今夜は望なので、雲がなければ空に大きな満月が見えるだろう。」天文カレンダーや旧暦の日付表記で「望日(もちひ)」という形でも登場します。
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