有平糖とは?
ありへいとう
有平糖とは、砂糖を煮詰めて引き伸ばしたり型に流し込んだりして作る、透明感ある繊細な飴細工の和菓子です。
有平糖(ありへいとう)は、砂糖と少量の水飴を合わせて煮詰め、冷ましながら成形した日本の砂糖菓子です。ポルトガル語の「alféloa(アルフェロア)」が語源とされており、南蛮貿易が盛んだった16〜17世紀頃に日本へ伝わったと考えられています。
透明感のある飴を細工して花・鶴・松など縁起のよい形に仕立てる技法は高度な職人技を要し、江戸時代から茶の湯の菓子として珍重されてきました。色付けには食紅などが使われ、繊細な色彩と造形が特徴です。
有平糖の主な種類や特徴を挙げると、
- 引き飴:加熱した砂糖を何度も引き伸ばして光沢と空気を含ませる
- 流し込み型:型に流して固める比較的シンプルな形状
- 細工有平糖:花・動物など精巧に手作業で形作る高度なもの
市販では棒状や玉状のシンプルなものが多く見られますが、京都・金沢などの老舗菓子店では今も職人による美術工芸品に近い有平糖が作られています。季節の行事や茶会の席に欠かせない干菓子のひとつです。
使い方・例文
茶道の初釜(新年最初のお茶会)には有平糖が干菓子として出されることが多く、華やかな色彩で新春の雰囲気を演出します。
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