放射性崩壊とは?
ほうしゃせいほうかい
放射性崩壊とは、不安定な原子核が放射線を放出しながら別の原子核に自発的に変化する現象で、核物理学の基本概念のひとつです。
放射性崩壊とは、不安定な放射性同位体(放射性核種)の原子核が、エネルギーを放射線として放出しながら安定した別の原子核(または別の放射性核種)に変化する自然現象です。この過程は自発的に起こり、外部の圧力・温度・化学状態などによって変化しません。
放射性崩壊の主な種類には以下があります。
- アルファ崩壊: ヘリウム4の原子核(アルファ粒子)を放出し、原子番号が2・質量数が4減少する
- ベータ崩壊: 電子(または陽電子)とニュートリノを放出し、原子番号が変化する。β⁻崩壊とβ⁺崩壊がある
- ガンマ崩壊: 励起状態の核が余剰エネルギーをガンマ線として放出する。原子番号・質量数は変わらない
放射性崩壊の速さはその核種固有の「半減期」で表されます。半減期とは、放射性原子核の数が初期の半分になるまでの時間で、数ミリ秒から数十億年まで核種によって大きく異なります。
放射性崩壊は医療(放射線治療・PET診断)、エネルギー(原子力発電)、年代測定(炭素14年代測定法)など多岐にわたる応用があり、現代科学・技術に深く関わっています。
使い方・例文
「ウラン238が放射性崩壊を繰り返すことで、最終的に安定した鉛206へと変化します。」物理・化学の教科書や科学解説番組で基礎用語として使われます。
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