本文へスキップ

截り箔とは?

きりはく

截り箔とは、金箔や銀箔を細かく切り、漆や糊で織物や工芸品の地に貼り付けて装飾する日本の伝統的な技法です。

截り箔(きりはく)とは、金箔・銀箔・色箔などを刀や定規を使って正方形長方形などの小片に切り揃え、漆や糊を用いて布地や工芸品の表面に貼り付けていく日本の伝統的な装飾技法です。「截」は「切る」を意味する漢字で、箔を切って使うことからこの名があります。

截り箔は主に能装束や打掛、訪問着といった格調高い染織品に用いられてきました。箔片を規則的または意匠に沿って並べることで、光を反射する華やかな輝きと立体感が生まれ、衣装に格調と豪華さを与えます。箔の種類には本金箔のほか、銀箔、アルミ箔、真鍮箔なども使われ、仕上がりの色調や光沢が異なります。

技法的には、箔を貼る前に文様の輪郭や地全体に糊や接着剤を塗布し、そこに截り箔を乗せてから余分を払い落とします。箔の大きさ・形・配列パターンによって「石畳」「格子」「霰(あられ)」など多様な文様が表現できます。

截り箔は、摺り箔(型紙と糊を使って文様を転写する技法)と並ぶ代表的な箔加工技術であり、日本の染織工芸における金工的表現の一翼を担っています。現代でも伝統的な舞台衣装や高級和装に受け継がれています。

使い方・例文

能舞台の装束や高級打掛を説明する際に「金箔を截り箔で散らした格調ある文様」のように登場し、日本の染織工芸の文脈で用いられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語