戦争と平和とは?
せんそうとへいわ
戦争と平和とは、トルストイが19世紀後半に発表したロシア文学の大長編小説で、ナポレオンのロシア遠征を背景に複数の貴族一家の運命を描いた作品です。
戦争と平和(Война и мир)は、レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(1828〜1910年)が1865〜1869年にかけて雑誌連載し、その後単行本にまとめた大長編小説です。登場人物は500人を超え、全4巻のエピローグを含む膨大な分量を持ちます。世界文学の最高峰の一つとして広く認められています。
時代背景は1805〜1820年頃のロシアです。ナポレオン・ボナパルトの侵攻とロシアの反撃という歴史的事件を縦糸に、ロストフ家・ボルコンスキー家・ベズーホフ家など複数の貴族一家の日常・恋愛・戦場での体験が丁寧に描かれます。
主な登場人物としては、理想主義的で内省的なピエール・ベズーホフ、誇り高い軍人アンドレイ・ボルコンスキー公爵、生命力あふれる少女ナターシャ・ロストワが中心を担います。戦争の英雄クトゥーゾフ将軍とナポレオンも重要な役割を果たします。
トルストイは本作で歴史の必然性と個人の自由意志・戦争と平和の対比・自然な生き方への回帰などを哲学的に考察しています。エピローグでは歴史哲学の論考が展開され、小説の枠を超えた思想書としての側面も持っています。
使い方・例文
「戦争と平和のような大作」という表現は、登場人物が多く物語が長大で複雑な作品を指す比喩として用いられることがあります。
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