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密度依存効果とは?

みつどいぞんこうか

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個体群の密度(個体数の多さ)が大きくなるほど、成長率や死亡率などに影響を与える生態学的作用です。

密度依存効果(density-dependent effect)とは、生物の個体群において、個体密度(単位面積あたりの個体数)の変化に応じて出生率・死亡率・成長率・移出率などが変動する現象を指します。個体群動態を調節する最も重要なメカニズムの一つです。

密度が高くなると働く代表的な負のフィードバックには以下があります。

  • 食物・資源の不足:個体が増えるほど一個体あたりの資源量が減り、成長・繁殖が抑制される
  • 疾病・寄生虫の蔓延:密集した環境では病原体が伝播しやすくなる
  • ストレスと攻撃行動:過密ストレスによって生存率が低下する
  • 縄張り行動の強化:適切な繁殖場所を確保できる個体が減る

これらの作用はロジスティック成長モデルにおける「環境収容力(K)」として表現され、個体群が環境収容力付近に達すると成長が鈍化・停止するという動態を説明します。密度依存効果が有効に機能する個体群は安定した個体数を維持する傾向があります。

一方、密度非依存効果は気温・降水量・山火事など環境の物理的変動による死亡や出生の変化であり、密度とは無関係に作用します。実際の個体群はこの両者の影響を同時に受けています。

使い方・例文

シカの個体数が増加すると植物が食い尽くされて食物不足が深刻になり、翌年の出生率が下がって個体数が自動的に抑制されるのが、密度依存効果の典型的な例です。

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